【洋書レビュー】Helen Hoangの小説「The Bride Test」を読んでみた。

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こんにちは!kicoです。

洋書の多読(洋書をたくさん読むこと)に挑戦し、あと少しで2年たちます。

仕事と子育てをしながら、毎日続けて、すでに20冊以上の洋書を読了することができました!

洋書を読み終えるどころか、第一章の壁も越えられなかった私が、今は日本語の小説並みに楽しく読めていることが、今もまだ信じられないような気持ちです。(多読にはKindle使用。)

今回読んだ小説「The Bride Test」は、キュートな恋愛小説。韓国ドラマ好きの大人女子におすすめ♪

今回読んだHelen Hoang氏の「The Bride Testは、読みやすい英語で書かれていて、分かりやすい!しかも面白くて、かなりお気に入りの小説となりました♪(ところどころに大人向けセクシー要素あり。)

英語の勉強中の、女子のみなさま、特に韓国ドラマみたいな純愛を楽しみたい方におうすめ!!この小説を読みながら楽しく英語力アップしませんか♪

では、どんな小説なのか、ご紹介していきますね。

「The Bride Test」ってどんな小説?人気あるの?

アメリカで2019年に出版された恋愛小説です。

私は、恋愛小説が好きなので、「romance novel recommend 2019」などでググって、海外ブログなどを見ていたとき、人気作品の一つとして取り上げられていてこの小説を見つけました。

アメリカのアマゾンでは、600以上のレビューあり(2020年3月現在)。

goodreads(アメリカの有名な読書レビューサイト)では7,000レビュー以上!確認した時点でのレビュー3.92でまあまあです♪

…と、とっても人気の小説なのです!

処女作「The Kiss Quotient」の続編。

あとで知ったのですが、Helen Hoang氏はもともと2018年に出版された処女作The Kiss Quotient」が話題になって、「The Bride Test」はその続編として出版されたようです。

続編といっても、わき役の登場人物が被っている、オムニバスという感じかな。

ふたつの話はほぼ関係が無いので、「The Bride Test」だけ読んだ私も、じゅうぶん楽しめました。

表紙もかわいい。

なんか、こういう小説の表紙デザインって、流行っているんでしょうか。

フラットでシンプルなグラフィックアート、鮮やかな色使い。「Crazy Rich Asians」と同じような種類かな。インスタ映えしますね(私はできてないけど…)。

あらすじ(ネタばれ注意)

ベトナムでホテルの掃除係として働いている23歳のMi

父親はアメリカ人、母親はベトナム人のハーフで、きれいな緑色の目を持つ、美しい女の子。

父親は幼いころにMiや家族を置いてアメリカに帰ってしまい、祖母、母、Mi、そしてMiと元カレとの間にできた子(!)と一緒に貧しくつつましく暮らしていた。

ある日、ホテルで清掃をしていると、まじめで素直でキレイなMiは、ある裕福なベトナム系アメリカ人の夫人に見初められて。

アメリカに来て、自分の息子と暮らしてみてほしい。そして相性がよければ、結婚してくれないか」と話を持ち掛けられる。

最初は断っていたMiだったが、「自分の父親を見つけられるかも」「グリーンカードを得られれば、自分の子や家族のためになる」と考えるようになり、承諾。

(子持ちであることは隠して)アメリカに行き、その息子(Khai)と暮らし始める。

Khaiはめちゃイケメン!そして会計システムをつくる会社を起業し成功したビジネスマン。

一見、結婚相手には困りそうにない。

しかし、すこし変わったところがあって(自閉症がある)、人とのコミュニケーションがうまくとれなかったり、独特の考え方をもっていたりする。

だから彼女もいたことがない。(人を凝視してしまったり、特定の方法で触られるのが嫌だったりも。)

だけど、Mi(アメリカ名はEthme)が来て、Khaiはだんだん心を開いていく。そして、相思相愛になり…

というお話です。

わたしがキュンとした3つのポイント。

めちゃ個人的なポイントなので、参考になるかわからないですが、とりあえず。順番に…

①身分違いの恋。

私の個人的に好きなテーマ。韓国ドラマによくあるようなテーマだから、韓国ドラマ好きの方にはわかってもらえるかな。身分というハードル、すごく燃えるんですよね~。

「The Bride Test」でも、掃除人で高卒資格もないMiと、有名大学を卒業して会計士として起業しているKhai

立場の違いはひとつのテーマになっています。

②ほんのりセクシー。

ブログでこんなん書いたら、グーグルから存在を抹消されないかな?と不安な、臆病者のブログ初心者の私。控え目に書いてます。

「ほんのりセクシー」と書いてますが、実際かなりsteamyなんです。

直接的な描写もあれば、間接的な描写もあり、「へえ、英語で〇〇はこんなふうに言うんだ笑」という発見がたくさんありました。

ちょっと「えっ、まってまって(恥)」となってしまう場面でも、英語だと、電車で堂々と読めますね。

Khaiは自閉症なので、触られるのも嫌なはずなのに、Miだったらいいんだ…という特別感も燃える。

③イケメンで優秀だけど、完璧ではないKhai。

不器用で人とちょっと違うKhai。そのKhaiがMiだけに優しくしたりするところがたまらなかったです。

④丁寧な心理描写。

心理描写がすごく細かくて丁寧。

KhaiMiを自分の兄に紹介する場面があるんですが、Khaiは「自分の兄にMiを取られてしまわないか」と不安。

その場面で、Khaiは不安すぎて筋肉が緊張し…

Miの兄に対する態度を観察して何を考えてるのか想像してみたり…

兄のワイルドさとMiのマイルドさが完璧で二人がお似合いだと思って胃が痛くなったり…

自分には英語を使わないのに兄には英語で話すMiにショックを受けたり…。

そうかそうか、そんなに好きなのね…といちいちキュンキュンしました。

まとめ

こんな感じで、とっても満足の洋書でした♪

全320ページで、平日30分~40分ほど読んで、だいたい22日ほどで読めました。

外出自粛の風潮もありますので、洋書にチャレンジするなら今かもしれません!

恋愛小説や恋愛ドラマがお好きな方は、ぜひぜひ読んでみてくださいね♪

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